【プログラム】高校留学 【行き先】オーストラリア・メルボルン 【期間】2013年4月~2015年12月 (2年8ヶ月) メルボルンに留学しようと思ったきっかけは、日本の学校のプログラムを使って、 メルボルンに短期交換留学に行った時にとても楽しくて、 またメルボルンで生活してみたいと思ったのと、昔から英語が好きで、留学に憧れていたからです。 1年だけの交換留学の予定で行ったのにもかかわらず、 オーストラリアの学校生活や教育システムが自分にとても合っていて 海外の大学に進学したいと思っていたこともあり、オーストラリアの学校に転校することを決めました。 メルボルンを選んだ理由は、短期留学で行ったこともあり、馴染みのある場所だったからです。
(留学中に苦しかったこと) 留学中に一番苦しかったのはやはり家族との別れです。 留学1年目、家族がメルボルンを訪れてきたことがありました。 久しぶりの再会でホストファミリーとは仲良しにやっていたものの、 家族から離れて生活しているという心の奥にあった緊張感が解けて、 本当にリラックスできて、改めて家族の大切さ必要性を感じました。 3日しか一緒に過ごせなかったこともあり、 時間があっという間に過ぎて家族とお別れする日はホストファミリーの家でも学校でも号泣していました。 でもそのあとはホームシックになったとしても、 自分をBillanook Collegに行かせてくれている家族への感謝の思いをバネにして 勉強をたくさんして恩返ししようと思うようになりました。 恩返しをしたいという思いから学校の課題に真剣に取り組みYr11のときから英語力、 成績が伸びて学業面で苦しむことはありませんでした。
(留学中に楽しかったこと) 楽しかったことは学校生活そのものです。毎日学校に行くのが楽しみで、 授業を受けるのが楽しみで友達とたわいもない話をするのが楽しみでした。 1週間があっという間に過ぎて、1ヶ月があっという間に過ぎて、 厳しいと言われていたYr12もあっという間に終わっていました。 きっと毎日が楽しく感じられたのは、周りにいる人たちが本当に良い人たちで、 私に合っていて、そして自分の成長が日々実感できる環境にいたからだと思います。 学校で年4回行われる色別対抗のイベントなども楽しかったですが、 やはり一番楽しかったのは授業と休み時間です。 特に去年は自分の好きで興味があり、得意な教科ばかりを選択していたので、 やる気もあったし、新しい知識を学ぶことをとても楽しく感じました。 仲の良いみんなで、毎週金曜日夕食を一緒に食べるなど、 友好関係が充実したことも、学校生活が楽しく感じた要因だとおもいます。
(留学中に学んだこと) 留学中に学んだことはたくさんあり、日本にいたら気づけなかったことが、今は気づけた気がします。 日本にいたときは、自分の意見を主張することや自分の感情や思っていること 相手に伝えるのをためらうこともありましたが、 オーストラリアにいて自分が違う意見を他人と持っていることは当たり前で、 自分の気持ちをちゃんと伝えたほうが物事もうまく進むと学びました。 辛い時や悩んでいるときは、自分で溜め込まず、 信頼できる人に話して助けを求めるのも、一つの勇気だと知りました。 プライドが邪魔して自分で解決しようと問題を溜め込みがちな性格でしたが、 わたしの友達がわたしに小さな悩み事でも不満でも口に出して言ってくるのを見て、 わたしも自分の中で溜め込まず、人に話してみようという気になりました。 それがきっかけでストレスが溜まることもなく大きな困難にぶつかることもなく 高校生活が送れたのだと思います。
そして、私の学校はチャリティー活動が盛んだったので、 自分たちが置かれている環境がどれだけ幸せなのかを再確認しました。 日本の学校では習えなかった、勉強よりももっと大切なことをたくさん学びました。 時には発展途上国を旅したゲストスピーカーが生の声を届けてくれて、 お湯が蛇口から出ることや、スイッチを押したら電気がつく、 なんていう日本やオーストラリアでは当たり前のことですらできない国があることを知りました。 その他、オーストラリアでは若者のうつ病が近年増えてきていて、 当たり前が幸せなことに気付かないで人の悪口を言ったり、 自虐したりネガティブなことを探すのがうまくなって、幸せなことに気付かなくなっている、 私たちにわたしたちが今置かれている環境がどんなに幸せなことかということを 再確認する機会を作ってくれる講座が開かれたりもしました。
(留学をして、変わったこと) この留学で自分が変わったと思うことは、いくつかあります。 日本にいるときよりも自己主張が強くなりました。 これは、日本に帰国した際に気づいたことですが、前よりも物事をはっきりいうようになりました。 自分の嫌なものははっきり断るし、自分思っていることはちゃんと相手に伝えるようになりました。 これもみんな個性があって、それを隠す必要はなく共存していこうという 学校の教えからきている変化だと思います。 日本ではみんな一緒が当たり前で、自分の意見を貫くことが勇気のいることで、 一人だけ違うのは嫌だから自分の個性を殺してしまっている傾向があるように思います。 しかし、オーストラリアでは、自分の意見を伝えるのが当たり前で、 そのおかげで自分に自信が持てるようになりました。 自分の頑張りや成長を実感できることが多いので、自分が進んでいる道に自信が持てるし、 やる気も断然と沸くような気がします。
そして人へ感謝することが多くなりました。 自分が置かれている環境が、どんなに幸せなことなのか理解しているし、 この環境を提供してくれている人々に感謝することが多くなりました。 自分だけで生きているのではないということを留学してたくさん感じて、 自分の無力さに悲しくなることもあるけど、 わたしもいつかわたしを支えてくれている人たちのようになりたいという目標を あたえてくれるきっかけにもなりました。
(最後に) 留学してみて、自分で自分のいる環境や自分自身のことを考える時間が増えたので、 自分のことをより理解できるようになったし、 人に感謝することを常に忘れないで行動しようと思うようになりました。 できるだけ、不満などを探すのではなく、小さなことでも幸せなことを探すようになりました。 できないからといって諦めるのではなく、 できないのならばできるまで何回でも助けを求めてできるように頑張るようになりました。 大学生活がこれから始まりますが、 ありのままの自分で充実した学校生活が送れるようにがんばりたいとおもいます。
【今後行かれる方の為に参考に、お伺いいたしました】 Q1 ホームステイのホストファミリーとの生活は如何でしたか ホームステイを転々とする学生もいる中、 私は高校3年間ずっと同じところにホームステイしていました。 ホストファミリーは、本当の家族のように私を受け入れて気遣い接してくれました。 受験で大変だった去年は、特にホームステイのサポートのありがたみを感じました。 勉強しやすい環境を作ってくれましたし、息抜きのために私が行き詰っていた時は、 気分転換で一緒に遠出を進めてくれたこともありました。 そして毎日同じような生活習慣を心がけてくれて、 私も家でリラックスするときと集中して勉強する緩急をつけることができました。 高校1、2年のときはよく遠出したり買い物に一緒に行ったり、 またネットボールチームで一緒にホストシスターとプレイするなど、 オーストラリアの家族の一員として歓迎してくれました。 食事面でも気を使ってくれて、オーストラリア料理だけではなくアジア料理を作ってくれたり、 ランチも最低週3はホットランチをもたせてくれました。 そして時間があるときは、キッチンでわたしが調理することもできましたし、 本当の家族と住んでいるようなリラックスした生活でした。
Q2 学校の授業の様子について (戸惑ったこと、困ったことはありましたか?) 語学学校に行かずに現地の高校に通ったこともあり、 最初の数ヶ月は授業のスピードについていくのが大変でした。 特に大変だったのは、日本では習う機会のない心理学、ビジネス学などの授業でした。 授業は生徒がたくさん質問していくスタイルなので、 先生に自ら質問できる英語力を得るまではわからないことがあったとしても、 その場で解決することができなくて効率の悪い勉強方法になることはありましたが、 授業中に困ったり戸惑ったりしたら先生が気にかけてくれたり、 ヘルパーさんが授業に慣れるまで毎授業隣で補助してくれたりしたので、 長期的に困ったことなどはありませんでした。
(授業には苦労せずついて行けましたか?) 最初の数ヶ月は、先生の説明していること授業内容についていくのが大変でしたが、 留学生専門のヘルパーさんが授業中やスペアの時間にたくさん個人的な時間を設けて、 助けてくれて気づいたら授業に普通についていくことができました。
(日本との違いはありましたか?) 日本との違いは、選べる教科の種類が多いということです。 日本では文系、理系しか選べませんが、Billanook Collegeでは 自分の興味のある教科に絞って学ことができたので、勉強が楽しく感じました。 そして日本よりも専門的なことをやる教科も多いので、 大学で生かされる知識を得たと思います。 そのため大学でも一から新しいことを学ぶわけではないので、 新しい環境にはなりますが、基本知識がある部分授業についていくのも楽になると思います。
授業の様子で違う点は、日本よりも参加型授業だということです。 先生が事前に用意していたことを板書してそれを移す、 その写したことを暗記するというよりは、 生徒と先生が一緒に話し合いながら授業を進めていくことのほうが多く、 原因や因果関係を理解したうえで、 そのプロセスを覚えたり習ったことをいかして学ぶということが多かったです。 そして先生も生徒の質問に親身になって答えてくれて、授業外でも時間を作って教えてくれたり、 メールでのやりとりでアドバイスをくれたり日本で学校に通っていた時よりも 先生と接する時間が気軽につくれて自然と先生のヘルプを受けやすい環境になっていたと思います。
Q3 電気製品等で絶対に持って行ったほうが良いものは何でしょうか?(理由も教えてください) 物品名: パソコン または タブレット 理由 :オーストラリアの授業はパソコンやタブレットを使うことが多いので、 1つ持っていると便利だと思います。 先生に質問するのもメールで出来たり予定表を確認したり教科書も最近ではパソコンを使うことが多いです。
Q4 1ヶ月のおおよそ生活費はどの位でしたか? (授業料は除く) 生活費: $1860 そのうち家賃代は? :$1260 (ホームステイなので食費、電気代なども含みます)
Q5 どんなアルバイトをしましたか? 職種: Rice Workshop 勤務時間: 週6時間 時給:10ドル |
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