【プログラム】高校卒業留学 【行き先】アイルランド(Sutton Park School) 【期間】2021年8月~ (留学中)
私が留学したいと思ったのは海外生活への憧れです。理由を聞かれてもただ行きたいから、 としか答えることができません。 両親もそんな私を理解し受け入れてくれて、応援してくれました。 なぜアイルランド?新型コロナウィルスの感染拡大で留学できる国が限られていたからです。 そこで兄のオーストラリア留学でお世話になったオーシャンズさんに相談するとアイルランドを 提案して頂きました。 「アイルランド?どこ?」と全く知識がないため、調べていくうちに、その深い歴史と日本とは 全く違う文化に興味が湧いてきました。 何よりも日本人が少なく、何か人と違うことをして特別になりたかった私にはピッタリだなと 思い決断しました。
私は4年生でTY(トランジションイヤー)と呼ばれ、将来のやりたいことや進路を見つけたり することが目的の年。勉強重視ではなく、トリップがたくさんあり、職業体験をしたり、 まず海外生活に慣れ、アイルランドの習慣を学ぶことが出来き、よい1年となりました。 特に勉強重視じゃないところが、、、学校が始まって1週間後にはキャンプにいき、 ボーイスカウトの経験をし、他の国の留学生ともコミュニケーション取れる機会となりました。
アイルランドでのクリスマスは感動。街や家が日本とは違った雰囲気でライトアップされていて、 ディナーに七面鳥を食べ、本場のクリスマスを経験。クリスマスの間だけ他のホームステイ先に行きました。 そこでホストマザー、日本人の同い年の女の子、香港人の男の子と2週間ほど過ごしました。 クリスマスセールを狙ってショッピングに行き、美味しいご飯を食べ、映画を観て、 現地のクリスマス時期の習慣を経験することが出来ました。
2月には楽しみにしていたイタリアへスキートリップにも行きました。その時に一番大変だったのが ワクチン証明書でした。その頃はまだ入国にワクチン証明が必要でEU Digital COVID-19 Certificateと いわれるEU内で発行されるワクチン証明書があり、私は3回目のワクチンだけをアイルランドで打ったので、 それをもらうことができませんでした。それを発行するにはアイルランド政府のワクチン証明書を扱っている センターに問い合わせる必要があり、1、2回目のワクチン情報、パスポート情報、住所などを登録する 必要がありました。出発3日前になっても証明書が届かず「間に合わないかも!」と心配になり、 ホストマザー、エージェント、学校の先生、親や友達までサポートしてもらった結果、 奇跡とも言えることが起こり、前日の夜に取得することが出来ました。その時に実感したのが 自分の英語力が上がったということです。時間を見つけてはヘルプラインに電話し、日常会話や 授業で使う英語の枠を超えた会話をしなくてはならず、英語力が思っていたよりもずっと 上がっているなと実感。そして何よりも、特にホストファミリー、友達、先生が私のために 動いてくれたことに本当に感謝しています。そしてアイルランドに私を心から助けてくれる人が 居てくれること感動しました。この経験で諦めず努力し続けることの大切さを実感。 この旅行でまた新しい友達もでき努力した甲斐がありました。
3月にはTYボールという生徒主催のダンスパーティーがあり、ドレスアップし、 踊りまくりました。アメリカのプロムほどではないが、ホームカミングに似ているようです。 まさにこれが私の夢に見ていたも海外のダンスパーティー!でした。 3月末から2週間、花屋で職業体験をしました。個人でメールを送ってリクエトします。 見つけることは出来ない場合は両親や知人の店や会社などで働きます。 私は何通もメールを送りましたが返信がなく、近所のショッピングモールに行き、 ショップに直接で頼みましたが、コロナ感染拡大で職業体験を行わない店が多く、 受け入れている店ではもう人が決まっていて、なかなか見つけられませんでした。 ダメもとで私が住んでいる町の花屋に行くと、なんとokしてくれました。 中学生時の花屋での職業体験で得た経験のおかげで多くの仕事を任せてもらい、 海外の花屋で働くという貴重な2週間でした。
4月にあるイースターはスペインに旅行に行きました。親友のスペインからの 留学生のパウラが家に招待してくれ、3週間ほどヴァレンシア地方にある家に 泊めてもらいました。ダブリンからヴァレンシアまで、ヨーロッパ内を格安で 自由に旅行できるのもアイルランドに留学して良かった点です。
日本人と一緒にいるのは良くないと聞くことがありますが、私には学校にいた もう1人の日本人の子の存在は割と大きく、日本人同士、価値観が比較的似ていたので 相談をよくし合いました。日本にいる両親や友達にはなかなか理解してもらえないことや、 相談しづらいこともあったのですが、そういう時にお互い話しあえるとても心強い存在です。 多くの人数の日本人コミュニティに入ると、海外にいる意味がなくなってしまう気がします。 海外生活は色々とストレスがたまるので私の場合は日本の友人とLineで話すことで解消しています。 楽しかったこともたくさんあるますが、困っていたこともたくさんあり、 私はなぜか親や人に頼りたくない、何かあっても報告はしないで自分で解決したいという 変なプライドがあって、全部自分でやろうとしました。そうするといつか爆発します。私はしました笑。 「何で自分がこんな目に遭うんだろう」と悲劇のヒロインでしたが、周りを見ると 自分のことをとても気にかけてくれる人がたくさんいて、自然にその人たちに頼るようになってきました。 留学は英語や勉強、文化体験などもありますが、人間関係の勉強も一つの理由だと学びました。 見知らぬ地で新しい人に出会って自分で人間関係を1から築き相談することで絆も深まりました。 その時々の困難は凄く長く感じるのですが、その一つ一つを解決することの繰り返しで、気が付いてみると、 やはりあっという間に時間は過ぎていきました。
来年はそれらの経験を生かし、もっと時間の使い方や過ごし方を工夫し、まずは楽しもうと思います。
Q1 ホームステイ/学生寮での生活はいかがでしたか? 私のホストファミリーはとても良い人たちで、感謝しかありません。ホストマザーとは一緒に買い物したり、 犬の散歩に行ったり、庭のテーブルと椅子をペンキで塗ったり、お母さんのようで友達でした。 そして、片付けが苦手な彼女のために私が冷蔵庫や棚を整理してあげたり、掃除機をかけてあげたり、 私も家族の一員としてできることをやりました。ホストブラザーとホストシスターとはNetflixを一緒に見たり、 特にホストシスターとは買い物に行ったり、買った服やコスメを見せ合ったり、メイクをしたり、 女子特有の何かがあったのか、仲良くなりました。 そして同じ家にホームステイしたイタリア、ウクライナからの男子留学生とも良い関係を築けました。 特にイタリア人の子は課題を手伝ってくれたり、相談したり、良き理解者になってくれました。
Q2 学校の授業はいかがでしたか? 授業は全体的に難しかったです。理由は、先生たちの話すスピードがとても早くて追いつけないこと (アイルランド人は早口で有名)、私にその場で聞き返す勇気がないこと、もともと勉強が好きなタイプでは なかったことだと思います。 授業に関しては、学校や科目、人によるのではないかと思います。私の学校では教科書は基本的になく、 一人ひとり自分のデバイスを持ってきて、それを使って授業や課題を進めるので、わからないときは その場で忘れる前にGoogleったり、みんなの前で聞くのが心配で、授業後に先生のところに 聞くようにしていました。大体3ヶ月程経ったくらいからは不安や問題もなく授業に参加していました。 先生に聞くことも慣れてきて、よく質問するようになりました。 私はTYだったので、小テストのようなものはありましたが、試験はなく、課題がよく出ました。 難しいものも簡単なものもありましたが、先生は課題をこなすと、それに対しての 評価をくれたのことも自信にもつながりました。
Q3 持って行ったほうが良いものはありましたか? ヒートテックは絶対に持って行ったほうがいいです! 特にアイルランドはかなり寒い国なので。一応thermalといって、服の下に着る同じものがありますが、 日本の服の方がクオリティーが高いです! アイルランドは税関がとても厳しく、荷物を日本から送ってもらっても日本に返されてしまったり、 関税をたくさん払わないといけなかったりと、大変苦労したので、現地で買えるようなものよりも、 日本でしか手に入らない必要不可欠なものなどを持っていくと良いと思います。 変な話、日本の生理用品はとてもクオリティーが高く、もっとたくさん持っていくべきだったと 後悔しました。もしも体質がデリケートな人は持っていくのをとてもお勧めします!
Q4 現地の生活習慣やルールで日本と違うと思ったところはどのようなところでしょうか? 私のホームステイ先では特にルールはなく、自由な感じでした。現地で出会った日本人の子のステイ先では、 シャワーは10分以内、朝はだめ、など色々ルールがあったそうです。 お湯に浸からないことや、食生活はジャガイモは別です野菜はあまり食べないので私の体に合わなくて大変でした。 肌がカサカサになったり、逆に脂っこくなったり、髪の毛が結構抜けてしまいました。
Q5 お金はいくら位使いましたか? 何に使いましたか? お金は結構使ってしまいました…。月によりますが、月100ユーロ前後を頭に入れて生活していましたが、 友達とのご飯代がほとんどです。アイルランドは物価が高く食事一回に大体20ユーロほどするので、 毎週のように出掛けていた私の支出は割と多いのではと思います。 服などは私が気にいるようなものがなかったので、あまり買いませんでした。
Q6 週末はどんな過ごし方をしましたか? 私は毎週のようにダブリンの中心街に行っていました。友達とランチしたり、夜ご飯を食べたり、 ほとんどご飯でした笑。
保護者様の方からの感想 まずは自分で考え、困難を処理してくことが飛躍的に伸びました。特にワクチン証明の取得の際は、 積極的に動きホストマザーをはじめ多くの方々にサポートしてもらいながら達成。 こういった困難を解決していくプロセスと成功体験は重要。 我々には話していない辛い経験も多いはず。それらが彼女を成長させてくれるでしょう。 特に自分の娘のように接してくれるホストマザーに本当に感謝です。 コロナパンデミックスに続きプーチンショックを身近で接し、世界情勢にも敏感となったことは重要。 3年を1ピリオドとするなら2年目は飛躍の年、3年は充実の年?健康で、焦らず、自分のペースで コツコツと積み重ねていくことを望みます。 |
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