【長期語学留学】オーストラリアン・カソリック大学付属英語学校

【プログラム】長期語学留学

以前、大学3年生の春休みに1か月間オーストラリア国内でNo.1のライフセービングクラブで練習をさせてもらったことがありました。その１ヶ月間は練習時に英語が聞き取れない、上手く話せない、ということが多くとても悔しい思いをしました。それでもクラブのコーチや選手は親切で、本当時充実した練習環境で過ごすことができオーストラリアに来て良かったと思いました。帰国してから、次はもっと長期間滞在したい！でも将来は公務員になりたいから、就職する前の「今しかない！」と思いオーストラリアでの留学を決めました。

留学中に一番苦しかったことは「英語がうまく聞き取れない・話せない」ということでした。その中でも特に悲しかっとことは、バスに乗っていて、近くの子どもたちの間を通っていく時「エクスキューズミー（excuse me)」と私が言った後に、その子ども達が小さい声で「今の発音の仕方、全然違うよね～」とくすくす笑っていたことでした。じゃあ「日本語を話してみて！」とイライラした反面、やはり英語が話せないことでバカにされることもあるのかと痛感しました。でも、オーストラリアにいた期間を思い返すと、楽しかったことの方がたくさんありました。シドニーのキャンパスで最初に入った一番低いレベルのクラスでは自他ともに認める程の英語力のなかった私が、５週間後に３人だけが上のクラスに上がれるテストに合格できたこと、みんなで買い物や食事、イベントに行ったりパーティーをしたことは、本当に良い思い出です。

ブリスベンのキャンパスでは、現地の小学校でボランティアをしながら、よりレベルの高いクラスでプレゼンテーションを作って発表したり、お寿司屋さんでアルバイトも経験しました。ボランティアとしてオーストラリア人の国語の先生のアシスタントを１０週間しましたが、その中で特に印象に残っている子供からの質問がありました。漢数字の勉強をしているクラスで「日本人は数字を感じで書くけど、10＋10＝20の時は、十十十二二十になるよね！？日本人は皆区別できるの？」と質問された時は思わず笑ってしまいました。書道の授業では現地の子供達が真剣な眼差しで筆を持って漢字やカタカナを半紙に書いている姿は、とても可愛かったです。私の英語の発音や、文法的に不自然なことを言っても、私のことを慕ってくれました。その小学生をはじめとする、私が出会った多くのオーストラリア人達は、英語が上手でない私でもコミュニケーションを取ろうとすると嫌な顔せず楽しく会話してくれたり、日本の好きなところやすごいところを語ってくれて、本当に楽しかったです。英語がネイティブのように話せるか話せないかなどの小さいことを気にせずに、その人の良いところや楽しいところを引き出して接してくれて、自分も相手も一緒に楽しい時間を過ごせました。

日本でバイトやライフセービングをしていた頃の自分は、誰かの小さなミスを粗探ししたり、責めたりすることを少なからずしていました。でも、そういった問題や課題が出てきた時に、どれくらい大きな受容力で対応していくべきなのか、という手本となる人達にオーストラリアで出会うことができました。

今後は、公立中学校の養護教諭（保健室）として働く私にてっては、この海外での経験を生徒達の将来に参考になるようなアドバイスや話ができれば良いと思っています。

【留学Ｑ＆Ａ】

①　Q: ホストファミリーとの生活はいかがでしたか？

A: 「料理が上手で美味しかったです。近くの海やカフェ、バレエを観にシアターに連れて

いってくれたので、とても充実した生活を送れました。」

②　Q: 学校の授業について戸惑ったことはありましたか？

A: 「様々な国の留学生がいるので、最初は各国のアクセントが強い英語を聞き取るのが難しかった。」

「電子辞書、スマホを使って分からないことを調べていたので、コミュニケーションに時間が

かかってしまうのが苦労した。」

③　Q: 現地の生活習慣やルールで日本と違うと思ったところはどのようなところでしょうか？

A: 「バスに乗る時、日本でタクシーを止める時のように手を挙げること。現地の人は

買い物の時、基本的にカードを使っていたこと。」

④　Q:「１か月の生活費は？」

A: 「約９万円　（うち家賃代$160～$180/週）」

⑤　Q:「どんなアルバイトをしましたか？」

A:「回転寿司。時給１６ドル。16：00～21：00」