【プログラム】EC ケープタウン 【行き先】南アフリカ・ケープタウン 【期間】2019年7月27日~2019年8月17日 私はこの夏、文科省の留学応援プロジェクト「トビタテ!留学JAPAN」で、南アフリカのケープタウンという都市に3週間留学しました。
留学のきっかけは、学校の先生にトビタテ!を教えていただいたことでした。 応募書類を書く中で、世界中で諍いなく助け合えるようになるために自分に出来ることを考えたときに、 自分が他国の人と繋がることやその経験を周りの人に伝えることに意味があるのでは と思い、 「英語圏で、日本人が遠い存在に感じていそうな国」を条件に片っ端からエージェントさんに連絡させていただいて、 オーシャンズの担当者さんが南アフリカを提案してくださったので南アフリカへの留学を決めました。
語学をメインに留学したので、平日は月水金は午前、火木は午後に計4時間半の英語の授業を受け、 空いている時間はストリートでやっているフリーマーケットを訪れてみたり、ハイキングをしたり、ロベン島ツアーに参加するなどして過ごしました。 週末は週末で訪れる場所がたくさんあるので、常に何かしている、そんな充実の3週間でした。
一番楽しかったのは 週に一回、タウンシップ(都会から少し外れた、黒人の貧困層が住んでいるエリア)を訪れて子どもたちと遊びながらスポーツやアート、文字を教える、「Rainbow Dreamers」というボランティア活動です。 貧しさなど感じさせない子どもたちの元気さに自分の方がパワーをもらったりしながら、 2時間ちょっとの活動をワイワイ、あっという間に過ごしていました。 特に、“Make for me!” とお願いしてくる子どもたちに “Let’s try! You can do it” を繰り返しながら ハートや手裏剣の折り紙を教えたことは、大変だったけどすごく楽しかったこととして強く印象に残っています!
一方で、彼らの貧しさを目の当たりにする場面も多くありました。 タウンシップに住む人たちだけでなく、ケープタウンの中心の路上にはたくさんの貧しい人がいて、 日本のホームレスの人たちと違い、直接私たちに話しかけてきて食べ物やお金を求めてきます。 早く仕事を見つけて、根本的な解決をしてほしいと思いつつも、 彼らがその日限りの生活を続けなければいけない状況が心苦しかったです。 ボランティアで出会った子どもたちが大人になったとき、同じ風になってほしくないと感じました。
ホストファミリーや、ケープタウンのタクシーの運転手さんたちもそうだったように、 南アフリカ人の多くが英語ともう一つか二つの言語(アフリカーンス語・コーサ語などの民族言語)を話すそうです。 でも、タウンシップで出会った、既に小学校高学年になっていた子たちは英語をあまり話せなかった。 南アフリカの教育の課題として(そして貧困問題の突破口として)、言語の問題は大きいのではないかなと感じました。
広大な自然と、発展した港町の都市と、貧しい人が残る地域と、ケープタウンの色々な面を経験できた3週間でした。 すごく貴重な体験ができて、ケープタウンに留学して本当に良かったと思っています! 今後は自分がどうやって世界と繋がれるか改めて模索しながら、今回の留学で得たことを活かして色々なことに挑戦したいと思います。
最後に、初めての一人での海外留学を安全に楽しめるようサポートしてくださったオーシャンズの担当者さんに心から感謝申し上げます。
Q1 ホームステイ/学生寮での生活はいかがでしたか? ホームステイしたのですが、十分な大きさの部屋を貸していただきました。ムスリムのお宅で、ラム肉がよく夕食に出されたのが新鮮でした。ルームメイトのフランス人の女の子が年齢も近く、すごく楽しかったです!
Q2 学校の授業はいかがでしたか? 主に日常会話で使える表現や単語を場面別に教わりました。 授業中は生徒同士アクティブに意見交換することが多くて、英語を使うことに重きをおいてくれたのが私にとってすごくよかったです!
Q3 持って行ったほうが良いものはありましたか? ピンチハンガー(なにかと便利でした) スリッパ(家の中での靴の脱ぎ履きは思っていた以上に面倒でした汗)
Q4 現地の生活習慣やルールで日本と違うと思ったところはどのようなところでしょうか? 道路を渡るとき信号よりも、それぞれがタイミングを見て渡るところが日本と違っていて、しかも一方向2車線ずつなので慣れるまでは難しかったです。 また、家に暖房がないことが衝撃でした。
Q5 お金はいくらくらい使いましたか?何に使いましたか? 8万5000円 昼食は平均450円くらいで毎日 アクティビティー参加費 5万円程度 (サファリツアーは2日間の宿泊付きで約2万5000円・その他ロベン島ツアーや喜望峰バスツアー、パラグライディングなど 2000円~1万2000円)、移動費(タクシー、バス)、お土産代 1万円程度使いました。
Q6 週末はどんな過ごし方をしましたか? 2日間のサファリツアー、テーブルマウンテン登山、タウンシップ訪問、喜望峰周辺のバスツアーなどを楽しみました。
保護者様からの感想 短い準備期間でしたが、密度の濃い充実の3週間を過ごすことができて本人は大満足のようです。 そんな娘のイキイキした表情が見られて親としても幸せです。 もともと「マイナーな行き先」という無茶なニーズだったにもかかわらずエージェントさんには応えていただき、安全性にも配慮された留学をアレンジいただけたことに感謝しています。ありがとうございました。
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